岩谷歯科医院 〜歯に関するコラム〜
 
 「痛いときだけ」歯医者さんに行っていませんか? 定期的な検診を受け、健康な歯を維持することで、皆さんの歯が失われていくことを予防することができます。虫歯や口の病気は、本来なら「痛いっ」と感じる前に治療を始めることで、痛みがあるときよりも治療へのストレスを軽減することができるのです。
 生涯自分の歯で咬むことを目指して、日頃から正しい歯磨きをし、一本でも多くの歯が残るよう手伝いします。 衛生士による正しい歯の磨き方の指導も行っています。

 治療に関して不安や恐怖心などをお持ちの患者さんもいらっしゃいますが、ぜひ先生にありのままの気持ちを言ってください。スタッフ一同で患者さんに安心していただける治療に勤めています。一緒に口の健康を守ってゆきましょう!

快適な食生活がおくれますように (2006年9月9日)
私たちが生命を維持し子供たちが健やかに成長し、また人々が健康な生活を送るために「食」生活は、欠くことのできない営みです。そして食事の後には、歯磨きを・・・しているのに???どうしてぇ〜???虫歯や歯周病になってしますのでしょう。それは歯磨きが適切に行われていないために、歯垢(プラーク)は、残存してしまうからなのです。歯垢は、細菌の塊でわずか1ミリグラムの中に2億匹もの微生物が存在しています。その中には、虫歯菌、歯周病の原因菌が多く含まれているのです。ポイントは、”歯垢を完全に取り除く”ことです。したがって、正しく磨けていることが大切なのです。何度も同じところばかり磨いたり、いい加減に磨いたのでは、一日三回毎食後のブラッシングも意味がありません。それならば、一日一回でも徹底して歯を磨く方が効果的なのです。         副院長 山村真美子 
ホワイトニングについて
ホワイトニング - - -最近患者さんに聞かれますがアメリカではオフィスブリーチング( 歯科医院において歯の 漂白を行なう方法 )と ホームブリーチング(家庭において患者さん自身が行う方法)の両方がかなり前から普及しています。 加齢による変色歯( 黄ばみ等 )お茶、タバコ等による変色歯( 歯面研磨剤で除去できない歯 )色素生成細菌 による変色歯( 歯面研磨剤で除去できない歯 )全身疾患 由来の変色歯( 着色が軽度で形成不全がない歯 )等。 20005年10月新しいホームブリーチングの材料が入りました
歯周病について(最近の新聞より)2004年9月11日
 「歯周病」になっている成人の日本人は80%を越えている(厚生労働省調査平成11年)

 しかし自分は歯周病だと認識している人は30代で60%しか自覚していない。
 歯周病というのは心疾患、糖尿病、脳卒中などいろいろな病気の引きがねになったり、進行を促したりしているといわれている。それは口腔内の歯周病菌が唾液に混じって気管に入ったり、歯茎の血管から入り込んで全身を巡り、体の各部位でトラブルを引き起こすといわれている。

 その歯周病菌が集まり、粘液のフィルム状になったのがバイオフィルムといわれるもので、歯や歯茎にべったりと張り付いた状態になって、歯周病の原因になっている。
                                                      院長 岩谷和夫
インフォームドコンセント(2004 6月) 
 最近、インフォームドコンセントという言葉を良く耳にすることと思いますが、インフォームドとは「説明」、コンセントとは「同意」の意を示しています。つまり治療する側が患者さんに説明を行い、それに対して患者さんから得られる自発的な同意のことです。ただし、これは治療に対する判断能力が明かにあると思われる場合の患者さん自身の同意であり、その家族の希望ではありません。

 また、患者さんは説明を受けたうえで自らの価値観で決めた治療方針(同意)に自己責任を負わなければなりません。ここで治療する側が患者さんに行う説明は主に現在の現状・考えられる治療方法(内容と選択肢)・その治療それぞれの利点と欠点・予想される治療後の経過・治療をせずにそのまま放置した場合などについてです。ただし治療方法の内容や数、治療後の経過についてはそれぞれの現状や個人差がありますし、また保険での治療と自費での治療では治療の内容や選択範囲も異なってくることもあります。

 そもそも昔の医療は父権主義医療と言われ、主導権は治療する側にあり患者さんの意志に全く関係なくコレと思った治療を一方的に押し進める傾向にありました。日本でもこういった時代はそう遠い昔の話ではありません。しかし、戦争での虐殺や捕虜の人体実験などの苦い過去や基本的人権の尊重により、医療に対する自分自身について自由に決定を下す権利・医療を受けることの承諾あるいは拒否する権利・患者さんの意志の尊重などが見直され、これは患者さんの権利を主張するニュンベルク綱領・ヘルシンキ宣言・リスボン宣言などで医に関する倫理として国際規定されています。

  しかし、患者さんの価値観と治療する側の妥当な考えがいつも合えば良いのですが、世の中にはいろいろな価値観をもった方がいます。私は以前、食事をしに入った焼肉屋さんで、すぐ近くのテーブルで食事をしている中年男性が「どうせいづれ虫歯になっていつか痛い思いをするくらいなら、歯なんか全部抜いちゃって入れ歯にしちゃった方が俺はいいと思うんだよね。だってそうすれば虫歯になんてならないし、歯だって磨かなくていいだろう?」と話をしているのを耳にしたことがあります。こういった意見に皆さんはどう思われるかは分かりませんが、健全である時にはそうでなくなったときの気持ちというものはなかなか理解できないのかもしれないと私は思います。

 お口の中で良く起こる虫歯や歯槽膿漏(歯周病)はそれ以上進行しないようにすることはできても、一度虫歯で空いてしまった穴の部分や歯槽膿漏で溶けて下がってしまった歯ぐきの骨は、今の医療では一般的に、そうなる前の健全だった頃のように元通りに再生することは出来ません。歯が悪くなって、または失って初めて自分の歯で噛んで食べられる良さが実感できるものです。どうかそうなる前に、毎日・毎食後のお手入れを心掛けて歯を大切にして下さい。そして、治療に関しての不安や疑問もしくは自分の意向があれば遠慮なく担当医に聞いてみることです。そうすれば一番適切な方法を考えてくれるはずです。是非とも自分の治療に積極的に参加してみて下さい。     

                       副院長 北澤瑠美

歯の自家移植(自分の歯を移して埋め込む)とは? 

 私の学位論文のテーマが歯の自家移植です。

  現在我が国で行われている歯の自家移植はほとんどが即時移植である。これは、健全歯を歯の欠損部に抜歯直後に移植する術式で、移植歯として、智歯(親知らず)や転移歯(生えるべき場所とずれてはえた歯)、矯正治療のために抜歯が必要な小臼歯などが利用される。  
 移植歯は完全な歯根膜治癒が得られれば一生涯、正常歯と同様に機能する事が可能であると考えられる。部分的な異常が発生する可能性もあるが、ほとんど臨床的には問題がないが、置換性歯根吸収の場合は数年後に脱落する可能性がある。

 <歯の即時自家移植の長所と短所>
「長所」 ・ 天然歯とのブリッジ形成が可能である。
・ 移植歯は矯正移動可能。また、成長期の子供にも適応可能である。(移植歯は周囲歯槽骨の成長を阻害しないためである。
・ 費用が比較的安く、治療期間が短い。(4〜6ヶ月で最終補綴が可能である)
「短所」
・ 適応症が制限される。「健康な移植歯」と「健康な受容部」が「同時」に必要。 ・ 必ず成功するわけではない。移植智歯の生存率は74%から100%である。

<抜歯時の配慮>  置換性歯根吸収は歯根膜細胞の変性や機械的損傷が原因となるので、できるだけやさしく抜歯し、早く移植窩に移す。炎症性歯根吸収は歯髄壊死が主な原因なので、術後の根管処置が必要な場合がある。歯根吸収を進行させる要因として細菌感染があるため、唾液などによる移植歯の汚染を防ぎ、緊密な縫合、抗生剤の使用などで感染を予防する。また、歯根膜再生には移植歯の安静が必要なので移植歯に咬合力や側方力がかからないように注意する。

<セメント質の保存>  抜去歯の歯根表面には繊維が付着している部分と白く平滑な部分が混在している。顕微鏡で観察すると平滑な部分にもセメント質とセメント芽細胞が残存している。セメント質が欠如すると置換性歯根吸収が生じる。移植歯の歯根膜再生に重要なのはセメント質である。ただし、通常の 鉗子抜歯ではセメント質まで損傷することは少ない。

<移植歯歯根膜の再生>  術後の経過観察と処置は歯髄壊死や細菌感染による炎症性歯根吸収の予防及び歯根膜再生獲得までの移植歯の安静である。 <移植歯に対する根管充填>  移植後3週目の仮根充は水酸化カルシューム製剤を用いて根尖部まで緊密に行うのが望ましい。移植歯の生着は根管内の残存異物量の影響を受ける。

<歯根吸収への対応>  歯根吸収の徴候は移植後1年以内に出現する事が多い。  炎症性歯根吸収の場合、その徴候が出現したらただちに根管処置をおこなう。置換性歯根吸収の場合は、その範囲が限定的で進行速度が遅い時は、感染しない限り数年は臨床上問題なく機能を果たす。

副院長 歯学博士 川嵜直子

歯ぐきの病気 こわ〜〜〜い 歯周病

  歯ぐきの病気、歯周病 歯肉が腫れる「歯肉炎」と歯と歯ぐきをつなぐ歯根膜や歯を支えている歯槽骨まで炎症が及ぼす「歯周炎」を合わせた歯ぐきの病気を歯周病と言います。 歯周病は歯だけの病気ではなく歯と歯ぐきが健康でないと食べる楽しみが減り、さらに胃腸障害や肩こり、頭痛、心臓や肝臓に炎症を起こすなど全身の病気を起こすこともあります。 歯周病の原因は食事や歯磨き、喫煙などの生活習慣から起こる病気ですので歯周病を予防するためには生活習慣をあらためなければなりません。
 最近80歳で28本全部揃っている患者さんが来院しました。歯肉は健康なピンク色をして硬いものが大好きで生活も教員退職後畑仕事をしているそうです。 日頃注意していることは歯磨きは1日4回、歯ブラシは小さめで2本(歯と歯ぐきに区別)、好き嫌いはなく甘いものは食べ過ぎない、海藻類は毎日食べる、たばこはすわないとのことでした。 このことからも毎日の習慣の積み重ねが大切だと思います。 (02.May)

歯科衛生士 仲畠裕子

8020運動! 80歳で20本! 

  現在、歯科の目標として8020運動を行っている。80歳で20本の歯を残そうと いう運動です。しかし、実際は80歳で5〜6本しか歯は残っていません。また80 歳以上の総入れ歯装着者は80%になっています。しかしなぜ高齢になると歯が無く なるのだろうか?それは、高齢者は若年者に比べ口の中の環境が厳しいからです。で は、どの様なところに違いがあるのかいくつか挙げてみます。

◎ 加齢に伴う身体の変化(年をとるどんな風に口の中が変化するか) 子供が成人になる時のような急激な変化は、中年から老年にかけてはみられず、老化 は徐々にに進行する。そのため激しい運動はできないが日常生活は支障がない。しかし 老化現象が進むと目には見えないところで次のような機能低下がみられる。

1) 感染に対する防御力の減退(バイ菌に対する抵抗力の低下) 歯肉の乾燥と非薄化、だ液分泌量の減少と粘稠化によって若い時より口腔の自浄作用 (口の中を綺麗にする)が低下する。この為細菌繁殖が容易になり歯肉が腫れやすい。

2) 創傷治癒能力の低下(ケガの治る速度の低下) 代謝速度の遅延および効率の悪化、栄養状態不良、予備力の低下などから創傷治癒が 疎外される。そのため、歯を抜いてもなかなか粘膜が塞がらなかったり、褥創性潰瘍 は通常の場合、刺激除去後7〜8日間で治癒するが、2週間経過しても完治しないこ とがあり、悪性腫瘍との鑑別が問題となる。

3) 骨代謝の変化 加齢と共に骨密度は減少し、骨粗鬆症が発現する。これは男80歳、女60歳以降に 急激に増加すると言われている。つまり歯槽膿漏を助長する。

前副院長 竹内光正

むし歯と同じく恐い歯肉の病気歯周病

  歯を失う原因でむし歯に次いで多いのは「歯周病」です。 歯周炎は年をとると歯肉が弱って歯が抜けるわけでなく、はっきりした原因があります。 歯肉だけが炎症を起こしている状態が「歯肉炎」さらに悪化し歯槽骨(歯を支えている骨)まで破壊されるのが「歯周炎」です。 予防には歯垢(歯の周りに付着しているネバネバした細菌のかたまり)を取り除くこ とです。 常に口腔内に感心を持ち歯肉が腫れる、歯肉から血がでる、口臭が気になる症状に少しでも思い当たったら注意が必要で早めに、 かかりつけの歯科医の治療を受けて下さい。 毎日きちんと食べた後ブラッシングして歯垢を落とすことも大切ですが、歯周病も生活習慣病ですので、日頃規則正しい生活をし、適当な運動、 バランスのとれた栄養、喫煙にも注意することも重要だと思います。自分の歯を生涯使い続けるという自己意識を高めることが大切だと思います。

歯科衛生士 仲畠裕子

なぜ歯を磨がかなければならならないか? 

  人間はいろいろな物を食べる為、形態と機能の異なった異型歯の集まりである。そして歯が歯列を作り,隣り同士がふれあい支えながら調和のとれた機能をはたしている。そのため,28本すべて異なる形をしている。よって,形態が複雑になりプラークが溜まってしまう。
 歯を失う原因は、ほとんどが虫歯と歯槽膿漏で、二大疾患といわれている。しかも,これら二大疾患の原因となるのは,プラークであるといわれている。プラークを付着したままにしておくと,プラーク中のバイ菌は増加するとともに悪玉菌に変化し,疾患を引き起こしたり悪化させることになる。口の中のバイ菌は口の中に常時存在しているため 食事などによりプラークは絶え間なく製造される。だから、一度汚れを取ればすむというものではなく常に取り除かなければならない。また,プラークは硬い食物、繊維牲の食物、うがいなどで取り除くことが不可能に近く、どうしても効果的なブッラシングが必要である。

 プッラシングを大別すると,プラークを除去することを目的とした歯ブラシの毛先を使う方法と、歯肉をマッサージすることを目的とした脇腹を使う方法がある。高齢者に適したプッラシング方法はバス法が良いと思われる。その理由としてはどちらかといえば虫歯より歯槽膿漏を予防しなければならないからです。ここからがポイントです。それじゃバス法ってどんな磨き方なのか、バス法とは、歯周ポケットの中に毛先を入れ細かく振動させる磨き型である。そして、歯肉が少し白くなるぐらいの圧力で歯と歯肉の間を丹念に時間をかけて磨くことにより、プラーク除去と同時に歯肉のマッサージも行える。また、歯肉が下がっている場合は歯間ブラシも併用すると良い。

前副院長 竹内光正

歯磨の大切さ

歯は、全部そろっていて始めて正常な働きが出来ます。
たとえば大臼歯(奥歯)が1本なくなっただけで食べ物を噛み砕く能率は約4
0%も低下すると言われます。また、上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜ける
とハ行、ラ行が発音しにくくなって言葉がはっきりしなくなります。さらに顔
の輪郭も変わって老けて見えたりします。
大切な歯を守るためには、日頃からケア(注意)が重要です。
歯は人間の身体の中では丈夫な器官なので自己管理しだいで一生使うことがで
きます。歯を磨く時間を惜しんで歯の寿命を縮めてはもったいないです。
食べたらすぐ歯を磨き、歯垢を取ることが歯を長持ちさせるコツです。

歯科衛生士 仲畠 裕子


  -INDEX- 
| 最新情報 | 診察時間 | コラム | ボランティア | 休日当番 | 掲示板 | アクセス | リンク | English |
院長の部屋>>> | 映画 | ゴルフ | 同窓会 | 英語 |

■ このHPはInternet Explorer5.5以降でのブラウジングをおすすめします。
ご質問・ご意見は<iwaya50@coral.ocn.ne.jp>まで。 i-mode画面へはhttp://www2.ocn.ne.jp/~iwaya/imode/imode.htm